1/3、1/2、2/3の加重で!!!


受け売りですが、『骨』は刺激を与えないと成長しません。
脚骨折の場合は、体重を乗せて、地面と接地させて、上半身と足の裏からの『上から』『下から』刺激で成長を促します。

また、『息をする』事と同様に無意識に行っている動作『歩く』事に関しても、
①『踵(かかと)』から地面に接地して、
②『つま先の跳ね返しの力』で前進します。
*『足首』関節・『膝』関節・『股』関節の “ やわらかさ・滑らかさ ” も必須要件です。

片松葉杖で最も顕著に表れるのですが、松葉杖は骨折している脚の反対の腕で持ちます。(脇で固定せず(≒寄りかからず)、脇下あたりで添える)
右足を踏み出す時は左手が前に出る原理で、骨折している右足を左腕で持つ松葉杖で加重分散してサポートする仕組みとなります。

担当医・PTの先生からレクチャーしていただいて、以上のことを意識しつつ毎日『歩くを科学』しながらリハビリを行いました。
加重量を『全重』の1/3⇒1/2⇒2/3と増やしていき、両松葉杖⇒片松葉杖⇒杖(ほぼ全自重)と進行していきます。

絶対にやってはイケナイことは!調子に乗って『骨を折らないこと!』です。

* 画像はイメージです。

 
1番大変だったのが、『全重の1/3、1/2、2/3加重量の力加減』。
そもそもMAXの『全重』が不明なため苦労しました。(普段は意識する事はありませんから)

体重計に乗って、PTの先生の指示によって『30㎏位』=1/2の目安等と教えて頂くのですが、頼りは私自身の『感覚』のみ。

その他のトレーニングなども同様で常に力をセーブしながら行わなければならず、『今の全力で!』と言ってもらえた方がよっぽどやり易かった事を覚えています。

最大のミッションは、『調子に乗って骨を折らないで、骨形成を促進すること!』

私は独自の解釈で、常に『指示された力+α』の力で全て行うようにしていました。
医療者側の指示は必ずセーフティーをかけて提示されると思っていましたし、自身の身体の状態は私自身が最も把握している自負があったからです。

運よく骨折する事なく骨形成は順調に進みましたが、決して参考にはなさらないでください。
リハビリ室ではいつも『まだ!ダメです!!』と叱られる事になります。

目的を1つに絞り、生活の全てをソレにかければ!なんとかなります☆