人間は『水』だけで2週間は生きていける!


山での遭難時のマニュアルで標記の言葉を目にしたことはありましたが、実体験して実感しました。
意識がない状態だったので耐えられたという側面も大きいとは思いますが、『生命活動維持』1点のみに着目すれば可能なようです。

もちろん通常の点滴による栄養補給ではなく、針は刺しっぱなしでの点滴液の交換・たくさんの管(くだ)に繋がれた状態での各数値データのモニタリングでの管理状態での話ですが、事故後約3週間は水も食べ物も摂取することなく命をつなげました。

意識の回復とともに腫れがひきむくみも解消された私の身体は、ガリガリの骨と皮だけで見れたものでは無かったのですが…。

*画像はイメージです。(この他にも沢山の管に繋がれモニタリング管理されていました。)

 
元気になってから思ったのですが、小さいほう(尿)は『導尿カテーテル』を2カ月位はめたままだったので処理も可能だったと思うのですが、大きいほう(糞)はどうしていたのか?今でも謎です。

意識が戻った時にも『おむつ』はしていなかったし、家族からもその事については何も聞いていないので、余分な栄養素を排泄する余裕もなく全て体内に吸収して回復していたのかなと思っています。(そもそも胃にたまる固形物は一切摂取していないので!)

一般生活では非日常的な事を病院では一般的(=日常的)と考えざるを得ない事が多々ありました。その点については別項で随時ご紹介するとして!
極限状態だっただけに実感した日常生活でも稀にお世話になる『点滴』の威力!!を実感したエピソードでした。