電気信号を送る司令塔
私は医療の専門家ではないので、あくまで私の個人的な感想としてお読みください。
トリアージ(優先順位)の項でも述べたとおり、意識が回復して自発呼吸が行える様になるまでは治療を開始してもらえませんでした。
意識が回復した記憶も、自発呼吸を開始した自覚も全く記憶の中には存在しないのですが、家族が『私と話した!』と言っておりますので、データ数値上もそこまで、脳や各器官への酸素供給・薬剤投与等の状態管理でもっていってもらえたのだと思います。
* 画像はイメージです。(…が右折車が直進の私に衝突したので、損傷部位はこの辺りです。)
理由は未だに不明なのですが、『運(運命)』よく自然と脳の腫れもひき、『みず』も自然と吸収され、脳圧も正常値の範囲内に戻った私の脳。
忘れさりたい過去の記憶も鮮明に残り、記憶障害、低酸素脳症による言語障害・麻痺等の身体的機能障害も皆無でした。
脳神経外科の担当医の先生からは、
- 『脳』の診断に関しては、『初診』が『最終診断』になる場合がほとんど。
- 『てんかん』の発作が後遺障害として残る可能性がある。
との2点を告げられました。
念のため転院先の病院で6ヶ月後に、脳神経外科で『脳波』検査等も行いましたが特に異常はありませんでした。
『てんかん』の発作も1度もおこっていないので、問題ないかと思います。
『人体において不要な臓器は存在しない』とは思いますが、『脳』の機能が正常で後遺障害も何も残らなかった事が不幸中の幸いだったと、隣に運ばれてきた患者さんの『感情のない目』をみて実感しました。
“ 幸せな痛み?!! ” なのですが、思考回路も神経も正常がゆえの『鬼の様な痛みの』手術・治療がはじまる事になりました。