Espressoの風味(味)づくりで1番重要なのは、まず『理想のEspressoの風味(味)と抽出』をイメージする事だと私は考えます。
その為には、美味しいと感じるEspressoを飲んだ経験が無いとなりません。抽出ライン(Espressoの落ち方)も把握しておきましょう。
先に述べたCoffee豆についての知識・ペーパードリップで抽出したCoffeeの風味(味)・焙煎度合いなどから類推して、Espresso用の豆を選び焙煎してブレンドしていきます。
別項で詳報いたします『詰める(使用する)Coffee量』を設定し、『挽き目(メッシュ)』を調整して、タンピング圧(圧縮調整圧)を固定し、実際に抽出を繰り返し風味(味)を確認して、納得いくまで何度も微調整していきます。
既成概念を無くし、ブレない理想を追求して何十回もトライ&エラーを繰り返して到達した!
私が理想とするEspressoは、
- 濃厚なクレマ(微細な泡の層=タイガースキン)を形成し
- ガツンと濃厚なアロマ感をもち、『コクの重層的な甘み』を強調した
- 27~28mlで(クレマも含めた量)
- 『ねずみの尻尾』の様なラインで、32~34秒ほどで
抽出されたEspressoとなりました。
外せない要諦はおさえてますが、Espresso界で『標準的』と言われているものとは異なります。
『0』から創りだすものなので、『標準的』に引っ張られそうになることはあります。そこで重要になってくるのがイメージしたブレない理想の追求になってきます。
何度も述べてきた『Coffeeに決まりはございません』ですが、実践するには『ブレない意志』が必要だと実感します。
Espressoだけでなく、Coffeeも人生も☆イマジネーションで創りあげるものですね。
よろしければ参考になさってください。
(現在は、喫茶営業は行っておりません。)