生産地・精製方法など様々な要素が絡み合う各国Coffeeの銘柄ですが、大きく分けて4つのタイプに分類する事ができます。
豆の『大きさ』や『厚み』・『色』で豆の含水量は異なりますし、産地や標高などで、豆の『やわらかさ(火の通りがなだらかで煎りやすい)』・『かたさ(水分が蒸発しにくく、火の通りがわるい)』も異なります。
成熟度や含水量のバラツキなどの要素も絡んでくるので、厳密に4タイプに分類はできませんが、あくまでも焙煎する際の『目安』として468 SiMBA Coffeeでは考えております。この4タイプの分類にこだわる必要もございませんし、Coffeeに決まりはありません。
全てニュークロップ(当該年度産=米で言えば新米)での比較で、浅煎り向きか、深煎り向きかの傾向はみてとれると思います。
ここで言う『浅・深煎り向き』=『風味が損なわれず、個性が芳醇に感じられる』焙煎度の目安と考えてください。
- 色は『白』で、低地~中高産地のものが多く、火の通りが良い。芳醇な香りが特徴で、バランスのいい味にまとまる。『浅煎り』に適している。(例 :ブラジル・パナマ・ペルーなど )
- 色は『青』で、低地~中高産地のものが多く、火の通りも悪くはない。酸味と苦みのバランスがよい。守備範囲が広く浅煎り~中深煎りまで風味を感じるが、ベストポイントは『中煎り』。(例 :モカ・インド・キューバ など )
- 色は『緑』で、中高産地のものが多く、火の通りも悪くはない。Coffeeの酸味と苦みが複雑に絡み合い洗練された風味が特徴。『中深煎り』に適している。(例 : コスタリカ・マンデリン・メキシコ など)
- 色は『濃緑』で、高産地の肉厚でかたいものが多く、火の通りが悪い。強い酸味を内包しており、深く煎ると濃厚で重層的な味わいと深みをもつ。『深煎り』に適している。(例 : ケニア・コロンビア・ガテマラ など)
傾向としては、1. ⇒ 4.の順に『浅煎り』⇒『深煎り』・『煎りやすい』⇒ 『煎りづらい』向きの傾向となりますが、精製方法による含水量の違いなどもでてきますし、例示したCoffee豆も厳密には精製方法によりどのタイプに分類されれるかも変わってきます。
468 SiMBA Coffeeでも、目安として参考にしておりますが、あえてベストポイントを浅くしたり、深くしたりと独自の『風味』・『コクの甘み』を創作しております。