パブロフの犬状態
・『朝食とるより!睡眠時間確保!!』
・『2~3食ぬいても問題ない!』
と言っていた私はあくまで「健康で栄養補給率100%の状態」での事。
最低限の生命維持状態の私に許可されたのは!
1食:『エンシュア・リキッド』(経口経腸栄養剤)250ml × 2缶 のみ!!
「カゼインナトリウム」を筆頭に30以上の成分表示があるこの経口缶を、ストローで摂取するのみの状態が約1ヶ月間つづきました。(1食:250㎉ × 2 = 500㎉)
医療者側の配慮として!
『コーヒー味』、『バニラ味』、『ストロベリー味』の3種類をラインナップ☆彡
『ふざけんな!!』
足りるわけがないし!
腹持ちも悪く、お腹のタプタプ感がなくなる2時間後には空腹感に襲われる事の繰り返し!!
それでもコレしかない私は、決まった時間に配膳車がエレベーターから降りる時の『ガタンッ』という音に従順に反応…まさに『パブロフの犬』状態でした。
* 画像はイメージです。
何とか約1ヶ月間を乗り切れましたが、けっこう過酷な試練でした。
この時の1番の望みは!
『歯みがきがしたい!!』でした!!!
お陰様で、今でもどんなに酔っぱらって眠くても『歯みがき』だけは!
必ず!!行う人間になれました☆
「全粥食」⇒「7・5・3分粥食」⇒「常食」と慣らしていきました。
家族が食べていた有名ドーナツチェーン店の「ポンデリング」を食べた瞬間!
『ポンデリングかたっ!!』
約1ヶ月間固定状態だった『顎』の筋肉は弱り、『咀嚼力』は衰え、『表情筋』なども硬直していました。
固定期間が足の骨折と比べて短かったため、日常動作の延長上で比較的自然と慣らされていきましたが、当初数ヶ月間はいつも『ガム』を噛んで「顎筋』を鍛えていました。
振り返ると『生命存続の危機』と言われたこの当時の治療が、身体的にももちろん!より精神的に感じる事が多く鍛えられた時期だったような気がします。