われわれ自家焙煎Coffee店が常に心掛けている点は、『常に安定したCoffeeをお届けする』ことです。プロ意識を持って取組んでいる店からご購入いただいたら、この点はご安心くださって問題ありません。
その前提で、お客様のお好みで『もっと濃く』・『もっとアッサリ』と修正も可能です。
難しい事ではありません。『いつものCoffee・いつもの抽出量』で、
《Coffeeの量》
『もっと濃く』 ⇒ 増やす
『もっとアッサリ』 ⇒ 減らす
《挽き目(メッシュ)》
『もっと濃く』 ⇒ 細かく
『もっとアッサリ』 ⇒ 粗く
となります。Coffeeに限らず何にでも応用可能な自然の原理ですのでイメージしやすいと思います。
ここでご留意いただきたいのは、『挽き目(メッシュ)』の調整です。
私もお客様からたびたびご質問いただきます。
Q.『どこに合わせていいのかわからない?』
A.機種によって異なりますが、『中挽き』=『調整範囲の中間』と思っていただいて構いません。そこが目安とされるペーパードリップ用の挽き目(メッシュ)です。
その点を基準に、お好みにあわせて調整してください。
Q.『手廻しミルでは駄目ですか?』
A.フラット刃かコニカル刃かとこだわりだしたらキリがございませんが、風味(味)への影響とまで考えると、Coffeeが楽しめなくなってしまいます。私は気軽に楽しんでいただく為に、『挽き目調整機能付の電動グラインダー』をお勧めしています。
当店でもそうですがCoffee専門店などでは、大型の
①挽き目(メッシュ)が均一になる
②(粉砕時の)摩擦熱がでにくい
③(粉砕時の)微粉がでにくい
ミルを使用しますが、ご家庭では置き場所の確保にも苦労いたしますし、使用頻度、違いを感じ得るかなどトータルでみたときの費用対効果になってくると思います。
また、手廻しミルでも『丁寧にゆっくり均一な挽き目(メッシュ)』で挽ければ問題はありません。
手廻し・電動に関わらず1番重要な点は、『綺麗に清掃して使用する』ことです。なぜなら、粉砕時に前回の残り粉が混ざってしまうと決して美味しいCoffeeにはならないからです。また、上記③(粉砕時の)微粉は、不快な苦みや渋みでCoffeeに悪影響を与えるだけでなく、グラインディング刃に付着して酸敗する危険もあります。分解清掃まではやっていただきたくありませんが、美味しいCoffeeのために粉砕粉排出口は常に清潔に保ちましょう。
高価なものでなくて構いません。
『このCoffeeは手廻しミルで挽いたものだ!』と断言できる人なんて殆どいないと思います。
Coffee抽出過程における風味(味)への影響は、後にご説明いたします『湯温・抽出スピード・抽湯(そそぎ方)方法』の方が大きいです。
トータルなものがあわさって『お好みの1杯』が生まれます。
シンプルなだけに奥が深い嗜好の領域だと思います。
ご自身だけの1杯! 見つけてくださいね!!