『先生!ホントに痛そうです!!』


今までの様に『緊急』の手術ではなく、今回は手術前日に入院しての『予定手術』。
意識も体力も回復し手術にも慣れている私は、今回の手術以降は!
1.下半身麻酔(ブロック麻酔)
2.導尿なし
3.術前の浣腸なし
3点オーダーで行う事にしました。
しかも今回は手術室のCDも指定可能なサービス付き☆
 
自宅(実家)療養中も外来受診でお世話になっていた先生と看護師さんが、執刀医とオペ看(手術看護師)として『髄内釘抜釘術』がはじまりました。

麻酔医による下半身麻酔⇒脱脂綿チェック(下半身に感覚がない事を確認する作業)のあと、処置が始まりました…が、20分ほど経過したころ “ ヒリヒリ ” とした痛みが…、メスで切られると傷口をえぐられる様な“ジャリッ”という痛みが走り、たまらず看護師さんに伝えると
 
(看)『先生、痛そうです!』
(医)『えぇ?〇〇さんなぐさめて!
(看)『先生!ホントに痛そうです!!』
(医)『えぇ!じゃ、5ml!!』
 
術中ドクターの指示が『なぐさめて!』、その返答が『ホントに痛そうです!!』って…。

麻酔の量が少なかったようで、5mlの局所麻酔を打ってもらってからは痛みの問題はクリアされたのですが、そんなグダグダな手術直後に見せられた術後レントゲン写真には『髄内釘と固定ボルト』がクッキリと残っており、1週間後に再手術となりました。

* 画像はイメージです。

 
1週間後の再手術は、『今回は2の手、3の手まで考えてあるから!!』の先生の言葉どおり問題なく終了しました。前週の最初の手術時は内視鏡を用意しておらず、予想よりも食い込んでいたボルトを確実にとらえる事ができなかったとの事でした。
 
『最初から用意しといてよぉ!』とは正直おもいました。
 
が!今回も術中は起きているので!!自身の右足内部の様子を内視鏡モニター越しに確認できた事は良かったです。
生理食塩水が間断なく流れるなか、『ボルト』・『髄内釘』が除去されていく様子、癒着・拘縮した筋肉をスクレイパーのような器具で剥がして膝関節を曲げてくれているのも確認できました。

* 画像はイメージです。

 
私にとっては、抜釘は当然の事として!せっかく手術で足を開けるんだから、膝関節『可動域拡大』のために骨にこびりついた癒着・拘縮筋肉を剥がしてもらうのが本当の目的でした。
 
経過観測のみの私を受入れてくれた病院、お世話になった先生・医療スタッフにも感謝しており、何より私にとっては11回行った手術中の1回で! “ おもしろエピソード ” となっています☆