Coffeeは、世界約60数か国で主に、熱帯・亜熱帯地域のCoffeeベルト内で栽培されています。
端的に申し上げると、赤道を挟んだ南北回帰線内(北緯23度27分・南緯23度27分)という事になります。
Coffeeの樹は亜熱帯性の植物で、年平均気温が20℃以上でないと健全な生育が保てないのがその理由とされています。
日本でも沖縄諸島や小笠原諸島でCoffee栽培が行われた歴史があり、小規模ですが現在でも鹿児島県沖之島など九州の一部や沖縄で栽培されています。現地では特産品としてアラビカ種とロブスタ種の両方が販売されているようですが、市場に流通するだけの量は生産されておらず、私も見たことも取り扱った事もございません。
適した条件として
①気候
- 湿気が少なく霜の降りない標高1000m以上の高地で、雨が年間を通して平均して降ること。
- 直射日光が当たらない日中霧が発生するような地形で、日中と夜間の寒暖差が激しいこと。
②土質
- 有機性に富んだ火山灰土質で、湿り気のある水はけのよい肥沃な土壌。
とされています。
こういった理由からも高温多湿を嫌う高級品種アラビカ種は、コーヒーベルト内のブラジル・コロンビア・ガテマラ・エチオピア・ケニア等の高山地で栽培されます。
成長が早く病虫害にも強い、環境適応能力が高いロブスタ種は、1000m以下のベトナムやインドネシア等の低地で栽培されています。
ちなみに、生産・輸出量ともに世界一なのはブラジル。その生産量は全世界の3割以上で、コロンビアと合わせると全世界の約半分をこの2カ国で生産している事になります。
Coffeeは農産物で、長年蓄積した経験で推敲された栽培方法で各国・地域で生産されています。産地独特の地形がもたらす気象条件を理解し、美味しいCoffeeを生産している国・地域・農園のアラビカ種のみを468 SiMBA Coffeeでは使用しております。