夏合宿(部活)な生活
主な治療を終えた『機能回復の為のリハビリ』を行う患者さんが中心の病院でのリハビリの日々が始まりました。
月に1回の大学病院での診察もシャトルバスでの送迎付きで、主治医の診断のもと『リハビリ漬け』の毎日です。
病院のタイムテーブルに沿った規則正しい生活・食事(病院食)の中での、午前の部(主に自主リハビリ)・午後の部(理学療法士の施術など)で行う『運動部の夏合宿』のような日々でした。
私の目標は、
- 『骨形成』:専用の『荷重計』も利用しながら徐々に荷重を増やしていき骨形成を促します。
- 『膝・股関節の可動域拡大』:理学療法士の施術・指導運動などで関節組織を柔らかくし、可能な限り可動域を拡大していきます。
- 『基礎体力の回復』:日常生活に支障がない体力をつけていきます。
*画像はイメージです。(膝関節組織を柔らかくする為、電気治療も行いました。)
今回も!リハビリの1番難しい点は!!『力をセーブ』して行わなければならない事!!!
限界まで目一杯の方がどれほど楽なことか…。
骨折しないように、『1/3』⇒『1/2』⇒『3/4』⇒『全加重』と“ はやる気持ち ”を抑えて徐々に荷重量を増やしていき、骨に刺激を与えながら『骨形成』を促していきます。
理学療法士の先生のガンバリもあり、膝・股関節も改善していき、この時点での膝関節の可動域は約120度前後。(最初に手術を行ってくれた名医の『良くても30度』の4倍まで達しました!!)
体力も十二分に回復して、心配していた感染症:『骨頭壊死』も『MRI画像』・『骨シンチグラム』検査などでも異常がない事が判り、『骨形成』も順調に進み、予定よりも早く70日程度で創外固定器を外す事ができるようになりました。