5本目が『ポキィン』!!


『運よく』順調に進んだ治療はいよいよ最終段階。
医大で創外固定器を除去することとなりました。

しかも!麻酔なしで!! 診察室で!!!

整形外科に限らず治療ではよくある事ですが、“ 麻酔の注射の方が痛いから! ” という理由で麻酔なしで行われる治療が多数あります。

まず固定器を除去し、右脚に突き刺さった6本の『ピン』を名医が『ペンチ』で抜いていきます。
体力も十分に回復していた私は痛みはさほど感じず、その様子を携帯のムービーで撮影していたのですが…
5本目が “ ポキィン” と折れてしまい!そのまま『骨内』に残ることに!!

6本目は順調に抜けたのですが1週間後にリハビリ病院にて、今度は手術室で!医大から出張した名医による『骨内のピンを除去する』再手術。

という経緯で、なんとか創外固定器を完全に除去し、『骨』を更に強くし安定させるための最終リハビリに臨むこととなりました。

(画像左:施術後、脚長差なしの状態) (画像右:施術前、台座の分脚長差が存在する状態)

*画像はイメージです。

 
結果的に最初から手術室で行えば良かったという顚末ですが、それはあくまで結果論で、他の同じ症状の患者さんのケースでは問題もなく、予見不可能だったことも納得しているのですが、振り返ってみると過ぎる位に順調に進んでいた脚延長術治療の転換点だったような気もします。
(その点に関しては次項で詳報します。)

診察室での固定『ピン』の除去。
脚に金属の『ピン』が6本突き刺さっていたものを抜いたので、直後は右脚に6箇所『穴』が空いていましたが、特に縫合もせずガーゼで覆って、翌日のガーゼ交換時には内側から『肉』が盛り上がってきていて『穴』は無くなっていたことには驚きました!

もう1つ驚いたのが創外固定期間の『副作用』。
なんと右脚だけ『内股』に!!
重い創外固定器(約1㎏)を外した右脚は軽く感じ!快適だったのですが!!
そう感じる分、創外固定器装着時は無意識に重い右脚をかばいながら不自然な歩行をしていたんだろうと思います。

その『内股』歩行修正のため!
社会生活復帰のためにも!!
『最終リハビリ』に励んでいた、まさにその時!

最も最悪な『悲劇』に見舞われることになりました。