『運』(=『運命』)を実感


振り返りの結果論として、日常生活を送れるまで回復した稀なケースだから言える事だと思います。

私が搬送された病院は『関東広域救急指定病院』で、東大医学部に追いつけ追い越せで優秀な千葉大医学部の医局と連携している病院でした。

搬送された人の半数以上が亡くなる重傷患者専門の救急医療機関で、救急隊員さんの判断で事故現場から最も近い救急指定病院ではなくその病院に搬送されたそうです。

  • 『運が良かったね!○○病院に搬送されて!!』
  • 『××病院(1番最寄の救急指定病院)だったら死んでたよ。』

とお見舞いに来てくれた方々に何度も言われました。

何のお仕事にも共通する事だと思いますが、初動対応・ファーストエイドが最も重要です。
根源的な所がシッカリしていないと、修正も効きません。
焙煎が失敗したCoffeeは、砂糖やミルクを加えようと美味しくありません。
結果論ですが私の足が繋がっているのも、脳に障害が残らなかったのも、最初の処置が良かったからだと思います。

ただ重大事故時に患者は、病院も医師も選べません!
まったくの『運』(=『運命』)です!!

こんな重大な交通事故にあった事自体が最悪!ですが、私の人生においてこの事故が避けられないものであったとしたら、

  • しっかりした会社のサラリーマン時代であった事。(=労災保険で治療に専念できた。)
  • もともと丈夫な体なうえに20歳代であった事。
  • 優秀な病院に搬送された事。
  • 場数を踏んだ救急専門医がファーストエイドを行った事。

などの『運』(=『運命』)が挙げられます。

約3年間におよぶ療養生活に集中でき、納得できているからの意見だと思ってください。
今現在も治療・療養されていらしゃる方々の息抜きに読んでいただければと思います。