相棒『LA MARZOCCO:LINEA-2』で創るEspresso

私が理想とする『濃厚なクレマ(タイガースキン)をまとった、重層的なコクの甘み』をEspressoで表現するには、どうしても必要なEspressoマシン☆本場イタリアの業務用大型マシン『LA MARZOCCO:LINEA-2』を相棒に選びました。

その理由は、伝統に裏打ちされた基本設計の確かさと独自の『ダブルボイラーシステム』を備えていたからです。

 

湯温や抽出量など細かに数値設定が可能で、風味(味)へのこだわりもトコトン追求でき、数もこなせしかも安定感が抜群です。安定した風味(味)のEspressoには欠かせない絶対条件です。

 

通常のマシンは、抽出用とスチーム用が1つの大型ボイラーで供用されていますが、このマシンでは『抽出用』・『スチーム用』とそれぞれに独立したボイラーを備えています。そのためEspressoの抽出とミルクのスチームを同時に複数回行っても、抽出湯温の低下や、スチームのパワーダウンなどの弊害もなく常に安定した品質を確保できます。ミルクスチームのパワーはトップレベルで、泡の細かさ・なめらかさが鍵になるアレンジドリンクを提供するには最適のマシンでした。

 

caffé =Espresso のイタリアでは、Espressoの注文を想定して抽出口が2つある2連式が基本設計となっているため、私は2連式のマシンを選択しました。また、1テーブル1組(4人分)が全てEspresso系のオーダーが入った時にも対応可能で、1人で営業していた私には必要不可欠でした。

 

Espressoの抽出として、他の抽出にはない特殊な点は、

(前述のポルタフィルター・タンピング・メッシュ(挽き目)など以外)

・Espresso・カプチーノの専用カップはマシンの上で、ボイラーの余熱で常にあたためておく

・マシンのヘッドを冷やさないために、次の抽出を行うまでポルタフィルターを外さない

・抽出後のパック(Coffeeのだしがら)は、ノックアウトボックスに叩きつけて外す

などがございます。

風味(味)の追求は前述の美味しいEspressoの要件を突き詰めてマシンで抽出しました。ミルクスチームは特殊すぎるので別項で詳述します。

美味しいEspressoを抽出するには日々のメンテナンスが必要不可欠で、私は毎日1時間半かけて1日に使用したCoffee粉が残って嫌な酸味が付着しない様に、ヘッドまわりを中心に徹底的に清掃を行いました。ミルクスチームワンドも必須です。週に1度は専用の洗剤を使って、ボイラーの内部のカルキ抜きやポルタフィルターの浸け置きも行います。

 

Espressoも含めてどの抽出も同様ですが、用具の手入れ・メンテナンス、手間を惜しまず計測する…などの基本的なことを徹底したうえで、独自の風味(味)の追求が成り立ちます。

日本での『LA MARZOCCO:LINEA-2』の普及率はトップレベルに高いです。

その実績と安定した品質によるものだと思いますが、同じマシンを使用していてもその風味(味)はピンキリです。マシンの特性を理解したうえで、どこまで追求していけるかで風味(味)は美味しくもそうでなくもなります。

Espressoを飲むときの参考になさってくださいね!

 

(*現在は喫茶営業は行っておりません。)

 

 

468 SiMBA Coffee の相棒 『 LA MARZOCCO:LINEA-2 』