フィルターペーパーをあらかじめ濡らさない理由

Coffee抽出において、お客様からのご質問も多かったので説明させていただきます。

 

『フィルターペーパーはあらかじめ濡らしたりしない!!』

 

 

468 SiMBA Coffeeでは、『フィルターペーパーをあらかじめ濡らして使用しない!!』抽出を推奨しています。その理由は、『Coffeeドームが上手く形成されないから』です。その結果として美味しいCoffeeも完成しないと考えます。

 

ほとんどのCoffeeドリッパーには、内側に凹凸状のリブが刻まれています。リブとは肋骨の意味で、スペアリブのリブと同義です。その役割は、ドリッパーとフィルターペーパーの間に空気が抜け出せる十分な隙間を作ることです。その隙間からお湯に圧された空気が逃げることで十分な蒸らしが可能となります。

 

*ハリオV60ドリッパー:螺旋状に、空気が抜け出せるよう適度なリブの高さを確保しています

 

あらかじめ濡らしたフィルターペーパーだとドリッパーと密着してしまい、空気抜きができず、抜けきらない空気が蒸らし状態の粉の表面を突き破り噴き出してしまいます。穴が開いてしまえば冷たい空気が入り込み、十分な蒸らし(=Coffeeドームの形成)が行えなくなります。

 

ひと昔前までは、『抽出前の準備として、フィルターペーパーにお湯をまわして湿らせましょう』と、大大的に言われていました。

実際に濡らすことを前提に、Coffee粉の挽き目(メッシュ)や湯温を設定して美味しいCoffeeを抽出されている方もいらっしゃいますし、その方法でドリップの世界選手権で優勝された方もいらっしゃるようです。

 

『Coffeeに決まりはありません。』

 

どちらが正解とかの問題ではなく、美味しい1杯が完成できればそれで良いと考えます。

 

468 SiMBA Coffeeでは、上記の様な理由で『フィルターペーパーを濡らして使用しない!!』抽出を推奨しています。参考になさってください。