適正な焙煎度合い=焙煎の8パターン

Coffee豆はその産地・精製方法等の様々な条件によって、その個性を十二分に発揮する適正な焙煎度合いが異なります。

 

個人の嗜好的な問題以前の事で、水分量が多く、かたく、水分が抜けにくい大粒の酸味が強い豆を浅煎りにすると、青臭く酸っぱいCoffeeにしかなりません。

その代わり、十分に豆の芯まで火を行き届かせて酸味と苦みをバランシングさせたCoffeeは、他では代え難い素晴らしいコクと伸びのある風味を醸しだします。

 

焙煎時の目安・基準等は後に詳報いたしますので割愛します。

 

先に説明させて頂いた4パターンを目安にはいたしますが、猜疑心の強い私は原始的なやり方ですが、全ての焙煎パターンを試して、おおよそのストライクゾーンを決めて、そこからピンポイントベストを探して焙煎を繰り返しています。

 

その際にCoffee業界でチャート的に目安とされる焙煎度合いの8パターンをご紹介いたします。特殊なものではなく、皆さんもCoffeeを購入する時に見聞きした事がある位に浸透しているものを細分化したものです。

 

【 浅煎り 】= ①ライトロースト・②シナモンロースト

 

黄色い①ライトローストではまだCoffeeの香りや旨味は表出せず、プロのカップテスト

用の焙煎度合い。

良質な豆では、シナモン色の②シナモンローストから酸味を強調した個性的な風味を表

します。

低地産で含水量が少ない、肉薄の豆が向いています。

よほど良質で、酸味を強調したい場合を除いてはあまり使用されない焙煎度合いで、皆

さんがイメージする【浅煎り】は次のステージからとなります。

 

 

【 中煎り 】= ③ミディアムロースト・④ハイロースト

 

このステージが一般的に目にする栗色・茶褐色のステージ。酸味に加えて苦みが表出してきます。日本では最もポピュラーな焙煎度合いです。Coffeeらしい香りや旨味はこのステージからでてきます。

③ミディアムローストがアメリカン向き、④ハイローストが喫茶店のCoffeeと表現した方が、イメージしやすいと思います。

中・低産地で含水量が少ない小振りな豆で、自然乾燥式のものなどが向いています。

 

 

 

【 中深煎り 】= ⑤シティロースト・⑥フルシティロースト

 

酸味・苦みにもどちらにも偏らない、Coffeeの風味が最も豊かに表出される焙煎度合いで、個性が強い豆に向いています。中・高産地で含水量が多めの、やや大振りな豆に適しています。

ヨーロッパなどの諸外国では最もポピュラーなステージで、ミルクや甘いお菓子と一緒に飲まれる光景も多々見られます。

⑤シティーローストは NY City(ニューヨークシティ)を表し、濃い褐色。⑥フルシティローストは、やや黒色の豆となります。

 

 

 

【 深煎り 】= ⑦フレンチロースト・⑧イタリアンロースト

 

肉厚で酸味が強く、高産地で含水量が多い大粒豆が適しています。苦みが突出して味が単調化してしまいますが、中にはこの焙煎ステージでないと真価を発揮しない豆もございます。

アレンジCoffeeで飲まれる事も多く、フランス発祥のカフェ・オ・レに向いている事から⑦フレンチロースト、イタリア発祥のEspresso に向いている事から⑧イタリアンローストと呼ばれます。

どちらも色合いは『ほぼ黒・まっ黒』で、表面に油が浮いてテカテカなものもあります。

 

 

チャート的に大きく分けた8パターンですが、Coffee豆の表面の色だけでは判定できない要素が多く、豆の芯までカロリーを適切に与えているかどうかが風味創りの鍵になってくると思います。熱量が多いと表面の豆の色は濃くなるのは自然の理ですが、あくまでも目安です。

 

⑧イタリアンローストでも、Espressoに向いている事から~…と記載しましたが、現在のEspressoは ⑤シティロースト・⑥フルシティローストでの抽出が主流です。

 

飲み方も焙煎も自由でいいのです。

 

Coffeeに決まりはありません。

 

 目安として便宜上区分されてる8パターン。各8パターン内でも、その各8パターンの間にも無数に存在するピンポイントベストを探して、468 SiMBA Coffeeは既成概念にとらわれず挑戦し続けます。

 

 

画像は(左上から時計回りに)生豆、③ミディアムロースト、⑤シティロースト、④ハイロースト。